プロローグが長く感じる。多分、オートで文が流れるからだ。
OPは安定のいとうかなこさん。いとうかなこさんは、俺の中ではコンシューマ版のひぐらしやシュタインズゲートの歌を歌っているイメージが強い。
つまり、名作の歌ばかりを歌っているのだから。、そらもうこの時点で好感度が高い。
カオスヘッドは妄想科学ADVで、科学アドベンチャーシリーズの栄えある第一作目にあたる。
のであるから、第二作目の想定科学アドベンチャーであるシュタゲのOPも歌っている、って感じなんだろうが。
主人公は典型的なオタクの西條拓巳(にしじょうたくみ)。高校二年生。
フィギュアを百体持っていたり、エロゲだらけだったり、同人誌を持っていたり、笑い方が『ふひひ』だったり、自分の好きな事となると饒舌になる。
親近感が湧くと共に、オタクってキモいんだなあ、と自らを眺めているようであり複雑である。
しかし頭は良く、成績も上位で、学校が嫌いで最低出席タイムシフト票をわざわざ組んで最低日数しか出席しない。それ、インフルエンザとかになった場合を想定しているんだろうか。
一日でも休むと異常を来すとかいっていたけど。
声優は吉野裕行。俺のイメージだとWORLD DESTRUCTION~世界撲滅の六人~のアガンと、薄桜鬼の藤堂平助である。若干ショタっぽさがあるというか、かわいさのあるキャラを担当する気がする。
吉野裕行さんのヲタク的演技が凄い。ヲタクだ……。
三住(みすみ)くん。ギャルゲでよくいる主人公の友達枠。今のところは。
女好きでイケメン。週に2.5回しか登校せず、誰とも話さず昼食すら摂らず空気を目指す拓巳にわざわざ気さくに話し掛けてくる唯一の人間。
拓巳は女子ならわかるが、男子の自分に何故話しかけてくるのかわからない。といっているが本当にそうである。マジでギャルゲの親友枠なだけなんだろうか。
それともニトロプラスよろしくなにか陰惨な目に遭うのだろうか。りーさんみたいに。
しかしオタクな事を馬鹿にしたりはしてこない、良い奴である。何股もかけているけれど。
ニュージェネレーションの狂気。通称“ニュージェネ”。
高校生五人が屋上から一緒に飛び降り自殺。
男性の腹に胎児を詰め込んだ遺体。
なんとも異常な事件である。この事件を中心にストーリーは進んで行くんだろう。
しかし発想がいいなあ。非現実的な、ただ刺したり切ったりするだけじゃない。
そういうエグさのある殺し方ってのはいい――二次元限定だけど。勿論。
三次元なら絶対そんな殺され方はしたくないから却下。少なくとも拷問死だけは死んでも御免だ。
拓巳がよくいるチャット板にHN将軍っていうのが現れ、謎の英文『もし君がこれをクリックしたなら、この世界は変わる』(みたいなの)と、謎の公式(これによってこの世界の可能性は終わってしまった?)と、大量の画像リンクを貼って行く。
一気にリンクがひたすら貼られていく様は他人事であっても怖い。いい恐怖だ。
そしてその画像は……。
一瞬メインヒロインの女の子が出てくるが、未だ状況はわからない。
ただ、十字架をモチーフにするのは好きだ。最高だ。
だって、聖なる十字架で殺すというのは、相反するイメージが、そぐわなさが、正反対の属性であるところが、いいじゃないか。
まんがだらけ、とかアニメエイト、って固有名詞が出てきているけれど、一作目ではそうなのかな? 未だ無名の一作目だからかな。
シュタゲでは普通にまんだらけ、アニメイト、とらのあな、っていっていたが。
楠優愛(くすのきゆうあ)。高校三年生。眼鏡にクリーム色のロン毛。
主人公につきまとってくる。こわい。っていうかこいつ瞬間移動してくる能力でもあるんじゃないか? カオスヘッドってなんか能力モノだよな?
冒頭でピンクのメインヒロインが剣とか出していたし。
かと思えば、この子、物凄くいい子である。オタクの事を馬鹿にしない。大量のフィギュアにもドン引かない。エロゲもあるのに。
それどころかブラチュー(アニメ)を観ているし話にもノッてくるし、主人公の饒舌早口長文台詞にも嫌な顔一つとしてしない。感心して寧ろ楽しんで聴いている。
こんないい子がいていいんだろうか。ええ子や。
いやしかしデレデレ過ぎてこわい。しかもめっちゃ心配してくる。ていうか拓巳のクラスにきたんかお前。
なにか企んでいるんだ。俺にはわかるんだ。
オタクだからな! ふひひ。
なんて。
取り敢えず今日のところはこれで終わりにしておく。